BOOTH 有料頒布に挑戦

https://espi-labo.booth.pm/

「TeraTermのマクロ 超入門」という技術解説文書を、BOOTHでの有償での頒布をしてみることにしました。

2004年に派遣就業先のC社で、組み込み機器のコントローラー基板が、UARTの口をもっており、ターミナルソフトでいろいろ設定できる、デバッグコンソールだったので、皆 TeraTermでデバッグや評価の操作をしており、このころから本格的に使うようになりました。

様々な自動化にトライするうち、だいぶ経験値も増えたので、解説文書にしてみようと書いたものです。 もしも15年前の自分なら、すごく読みたかった資料。多分ニッチなものとは思いますが。

よろしくお願いします。

ブログを引っ越し

引っ越しました。

今まで公開していた Wordpresのブログは、 ネットに常時接続していた自宅のマシンを ダイナミックDNSで espilab.ddo.jp で公開していた。ADSL接続サービスが9月末で終了になり、UQ Wimaxのホームルーターに変えたら、グローバルIP は割り当て不可能になってしまった。

仕方なく、ではあるが、 さくらのレンタルサーバー(スタンダード)で 昨年より借りて利用していたので、こちらにWordpressをインストールし、インポートで過去記事も持ってきて、再開とした。

過去の記事の中で、リンクがおかしいところがある。 ( 「前回の記事で…」 とか書いた、その前回がサイト内のリンクで espilab.ddo.jpのまままだったり) 直し方が分からない。 ご不便ですがご了承願います。

Github トレーニング中・・・

ここ自サイトでファイルを公開するのも別に構わないのだが、やはり Githubくらい、エンジニアのスキルとして利用できる方が良かろうと、学び中。
Windows7 環境で、Git GUIをインストールした。

参考にさせて頂いているページ:

リンク1つ目の説明で公開鍵を作ると ~に作成される、と触れている点があるが (※1)、自分でやってみると C:\SPB_Dataというフォルダが掘られてその下にできた。なんでこんな所に…??  解説しているページがあまり無い。
cygwinが既に入っており、エクスプローラーで右クリック、”Git Bash Here”で起動すると、Cygwinのbashが起動してしまうようで、気持ち悪くて、いったんgitをアンインストールし、C:\SPB_Dataも削除し、インストールし直した。すると今度は SSH Key作成時に C:\SPB_Dataが作れないとエラーを出してくる。仕方なく C:\SPB_Dataフォルダをゴミ箱から復活させた。
う~ん…よく分からないが、とりあえずこの状態で使う。

また、ローカルリポジトリは何処に作るのが適切なのかよくわからないが、試しにMy Document 以下に作ると深くて面倒だったので、再インストール後はとりあえず空きの多いドライブ D: で、D:\git_repository などと作っておくことにした。(※2)

READMEはWikiみたいなマークアップ言語を使うなど、色々しきたりが多い。慣れるしかないね。

 

関係有りそうな無さそうな情報:

 

(追記)

(※1)→ Windows 7環境では C:\SPB_Data ができたが、別の Windows 10 マシンにインストールしたら、解説記事通り C:\users\<ユーザー名>\.ssh が作成された。

(※2)→一カ所に作っておくのではなく、「作業ディレクトリの中に作られる」.gitがその正体のようである…最初からそう言ってよ…

https://www.hivelocity.co.jp/blog/34777/

CCS v7の不具合 : No compilers are currently installed for this device-family.

Code Composer Studio v7.4 を起動して、Project -> New CCS project で新しいプロジェクトを作ろうとすると、

“No compilers are currently installed for this device-family. Click ‘View > CCS App Center’ to install a compiler before creating a project for this device.”

と表示され、テンプレートも何も選べない状態になることがある。
ついでに、既存のプロジェクトを開く事もできない。

どうやら Windows7起動直後、最初の1回はこうなってしまうようだ。

仕方なくCCSを一旦終了し、もう一度起動すると、正常に新規プロジェクトが作れるようになる。
なので、今はだましだまし使っている。

(追記)
あ、もしかして・・・と思って、試しにウイルスチェックソフトの「保護を一時的に無効にする」を設定して起動したら、1回目の起動でも正常に新規プロジェクトが作れる画面になった。

Graceで生成したソースコードをCCSで使うには (3)

前回 Graceで自動生成したソースを、CCSに取り込んでビルド、LaunchPadに書き込んで実行までをやってみる。
なお、ここで使っている CCS は現時点で最新の v7.4.0である。

まずCCSを起動する。Project → New CCS Project で新しいプロジェクトを作る。

New CCS Projectのダイアログで、使用するデバイス、プロジェクト名、プロジェクトのテンプレートを選択する。
プロジェクト名は G2452-GraceSA-Blink-Timer01 とした。テンプレートは Empty Project (with main.c) にしておく。

続きを読む Graceで生成したソースコードをCCSで使うには (3)

Graceで生成したソースコードをCCSで使うには (2)

前回 書いた手順で、Graceでコード生成 → CCSでビルド → LauncPadでLED点滅 (Lチカ)まで、以下、実際にやってみる。

仕様:

  • LaunchPad Value Line (MSP-EXP430G2)を利用
  • マイコンはMSP430G2452IN20を選択
  • CPUクロックは16MHzに設定
  • ポート P1.0 のLED を、正確に500msでON/OFFさせる
  • 500msを作るために32.768KHzの水晶振動子を外付けし、LED点滅タイミングのクロック源とする
  • タイマー割込みを使用する

まず Graceスタンドアロン版 を起動する。

続きを読む Graceで生成したソースコードをCCSで使うには (2)

Graceで生成したソースコードをCCSで使うには (1)

(前回の続き)

Graceスタンドアロン版で生成したソースコードを、CCSで使うには、若干の編集作業が必要になる。以下のサイトの記事が参考になる:
CCSv7 Grace Migration

このページの解説は、GraceがCCSのプラグイン方式だった頃に作成したプロジェクトを、最新の CCS v7.x などに持ち込む際の移植の手順を説明しているのだが、この手順が、スタンドアロン版のGraceの出力をCCSに持ってくる際にもヒントになる。

手順としては、だいたい以下のようになる:

  • (step-1) Grace側で使うマイコン・使う内蔵周辺を設定し、コード生成させる。
  • (step-2) CCS側で、新しい空のプロジェクトを作る。 C言語で main()があるだけのプロジェクトでいい。
  • (step-3) (step-1)で生成したコード一式を、CCSのプロジェクトの中へコピーする。
    ただし、CSL_init.c は不要なので持ってこない。
  • (step-4) Grace.h をCCSのプロジェクトにコピーする。
    main.cソースの中で Grace.hをインクルードしている行を、参照できるように「#include “grace.h”」のように修正する。
    main()の中の先頭で、一回 「Grace_init()」を呼ぶようにする。
  • (step-5) CCSでビルドする。

(続く)

まだ使える Grace

(前回から、続き)

Graceは、MSP430内蔵の各種周辺I/O機能の初期化ルーチンや、割込みルーチンのコードを自動生成してくれるツールだ。
GUI画面で自分の使いたい周辺ブロックを選択肢、必要な項目をうめていくと、人が読める形の Cのソースコードを生成してくれる。

Grace Quick Start Guide (Texas Instruments Wiki)

Grace Quick Start Guideのトップページ

「人が読める形のソースコード」を出してくれる所がミソで、コメントもしっかり入っていて、ベテランが「こういうコードを書けばいいよ」と、お手本を教えてくれている感じがする。
それだけでなく、あとから仕様変更、例えば 入力や出力に使うGPIOピンを変更したくなったら、GUI画面の設定にもう一度戻ってもよいが、ソースを直接、自分で編集すれば早い。

Graceは以前は、CCSに組み込んで使うプラグインの形で提供されていたが、残念ながら CCS v6.1.2を最後にサポートは終わり、プラグイン形式では提供されなくなった。
だが、Grace単独で使える、スタンドアロン版も公開されており、今でもダウンロードして使える。

ダウンロードのページはこちら。
Grace – グラフィカル・ペリフェラル設定ツール
「GRACE-CCSV6:」 「GRACE-CCSV4: 」とあるのがCCSのプラグイン版 (今でている最新版 CCS は v7.4 なので使えない)
スタンドアロン版は「GRACE:」とだけ書かれた、一番下の項目。 なお、ダウンロードにはユーザー登録 (TIサイトの my TIのアカウント) が必要なようである。

さて、ダウンロードしてインストールするだけですんなり使えるかというと、少しコツが要る。
基本的には、Graceでコード生成したものを、CCS側で作ったプロジェクトにコピーして取り込めばよいのだけど、手加工が必要な部分がある。
それについては次回。

(続く)